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フォト刺繍と画像編集の方法

■フォト刺繍とは

 

フォト刺繍をご存じでしょうか?

画像を写真のようにミシンで縫い上げる作品をフォト刺繍といいます。

まだまだ一般的ではないので、フォトステッチと言ったり、写真刺繍と言ったりします。

 

写真をフォト刺繍用のPCソフトでフォト刺繍用データを作ります。

そのデータをミシンに送り、刺繍をします。

簡単です。フォト刺繍用のソフトがあるのですから。

 

でも、自分が思い描いたようなフォト刺繍にしたり、写真そのままのようなフォト刺繍に作り上げようとしたいなら、フォト刺繍ソフトだけでは非常に困難です。

 

フォト刺繍にするには、「向いている写真」「向いていない写真」があります。

 

 

■フォト刺繍用に写真を加工する

 

いいフォト刺繍を作ろうと思ったら、いい写真が不可欠です。

ということは、

納得のいくフォト刺繍を作りたいのなら、写真をフォト刺繍用に加工できる画像編集ソフトとその技量が必要になります。

 

デジカメやケータイで写真を撮る場合、一昔前なら、思うがままに、今ならインスタ映えするような写真を撮っていると思います。

「フォト刺繍用に写真を撮ってみよう」

などと考えて撮る人は一人もいませんよね。

 

 

■画像補正の過程

 

最近のフォト刺繍のご注文で、難易度の高かった画像補正の過程を紹介します。

もしかしたら、社外秘・マル秘のノウハウが入っているかも知れません。

フォト刺繍を作ってもなかなか上手くいかなかった人や、これからやってみようと思っている人には大サービスかも。

 

【※このブログを読んだ人だけの秘密にしておいてください】

 

 

(1)オリジナル写真

画像補正の苦労話(1)

お客様からいただいた、スマートフォンの写メです。

夜景の写真で、背景の光源が明るいため人物が逆光状態です。

また、夜間照明のピンク色が強く、人物に被っています。

 

このまま刺繍すると、人物はピンク色が強く、全体が暗~いフォト刺繍になります。

 

(2)明るくレベル補正

画像補正の苦労話(2)

写真が暗い部分に強く偏らないように、シャドウ部分を補正し、全体の濃度を均一化するよう調整します。

顔の表情がやっと見えてきました。

私の場合、人物を重点的に修正、刺繍するようにしています。

 

(3)人物の色相補正

画像補正の苦労話(3)

人物全体に被っていたピンク色を調整し、元の色に近い状態を想像しながら補正していきます。

不自然なピンク色はかなり排除できました。

でも、写真通り忠実に再現したい、と思っている人には不要な手順と思っているかもしれませんね。

 

(4)全体のコントラスト調整

画像補正の苦労話(4)

写メということもありますが、全体的にぼんやりしているため、写真のコントラストを上げます。

顔などの輪郭などメリハリがはっきりし、全体的に締まりました。

かなりいい感じに補正できました。

 

また、場合によっては、背景を切り取ったり、背景のトーンをわざと落として、人物を強調できるように配慮したりします。

 

(5)顔のレベル補正

画像補正の苦労話(5)

(4)の補正まででもいいのですが、顔や細部にもう一工夫加えます。

夜景写真のため、本来の失われていた肌色の赤味を足し調整します。

 

color-stitchのフォト刺繍は、写真に近い刺繍というより、本来の良さを少しだけ強調や補正しフォト刺繍に仕上げます。

というのも、写真と同じ刺繍なら写真でいいじゃないか、と思っているからです。

フォト刺繍は今後ずっと残るものです。写真に忠実より、よりキレイに残したいと考えています。

 

 

■そしてフォト刺繍工程へ

 

そしてやっとフォト刺繍のデータ化に取り組みます。

画像をデータ化し、補正の足りなかった部分を再度画像補正や加工し、また刺繍のデータ化をします。

この工程を何度何度も繰り返し調整して、納得のいくまで仕上げていきます。

 

上手く作れなかった人は、ここが上手くいかなかったのでは、と想像します。

 

フォト刺繍は、糸による細かなモザイク画といった感じかもしれません。

そのため人物やペットもそうですが、なるべく大きく刺繍した方が、細かな部分も再現できます。

そういう意味でも、今回ご注文のフォト刺繍は、難易度が高かったといえます。

 

フォト刺繍は、限られた糸数と糸色の制限があるため、どうすればより良く見えるか、どのあたりで折り合いを付けるかなど、日々葛藤しながら作業しています。

 

画像補正の苦労話(完成)

 

出来上がりです。お客様に喜んでいただいたのでとても嬉しいです。

でも、嬉しさよりも安堵感の方が大きいかな・・・。

 

フォト刺繍を趣味にしたらきっと楽しいと思います。お子さんやペットがいるなら、なおさらでしょう。

もし、うまくいかずに諦めたのなら、私たちの出番かも知れません。

 

 

 

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