武道具のネーム刺繍
新しい試み
ネーム刺繍という新しい試みをすることになりました。
剣道や柔道の道衣、袴、帯、防具袋などのネーム刺繍のお仕事です。
武道具は目新しいことばかりで、探り探りでやっています。
道着などほぼ持ち込みばかりのネーム刺繍なので失敗ができません。
特に藍染めの色落ちとは戦っています。厄介です。
ネーム刺繍のお仕事をいただくことになったのですが、
刺繍に携わった方なら分かると思いますが、ネーム刺繍は単価が安いです。
ネーム刺繍に力を入れているところは、ハッピや作業着、ユニフォームといえば分かりやすいかもしれません。
【color-stitch】の新しい挑戦であり、別ジャンルのお仕事だとも言えます。
「同じ刺繍でしょ」と、ほとんどの方は思われるでしょうが、少し違います。
新しい用具を用意しないと、刺繍の作業効率を上げられない感じです。
刺繍とネーム刺繍
ネーム刺繍は段取りがほぼ決まっているために、流れ作業的に刺繍をします。
刺繍用の文字データを用意し、あとは道着などをミシンにセットして刺繍します。
ただ同時に、時間を掛けないで作業ができる方法を検討しなければなりません。
そのため、はかま・防具袋などなどに合わせた刺繍用道具も、失敗を重ねながら手作りしています。
刺繍枠に道着などをセットしする作業が、位置取りもあり時間を取られたりします。
また、ミシンの性能というも作業に大きく左右します。
【color-stitch】のフォト刺繍やワッペンなどのオリジナルの刺繍は、様々なオーダーによりそれぞれに対応した作業になります。
写真やデザインから刺繍用のデータを作り、試し縫いを経て刺繍を完成させていきます。
この刺繍データ作りは、専門職といっていいほど簡単な作業ではありません。
ネーム刺繍はチェーン店のそば屋で、【color-stitch】や他のワッペンなどの刺繍は手打ちそば屋の感じでしょうか。
そのために価格はどうしても変わります。
価格以外にも味や店の方向性が違うように、刺繍にもいろいろあります。
どちらの作業が大変だからとかいう問題ではなく、違うジャンルの仕事と思うくらい別物に感じています。
近隣のお得意様
ネーム刺繍は、今まではどちらかと言えば避けてきました。
現在使っているミシンや店の形態が、ネーム刺繍用に準備していないことが大きな理由の1つです。
ですが、
【color-stitch】と同じ札幌市東区の会社でネーム刺繍を希望されていたので、長いお付き合いができればと思い引き受けさせていただきました。
刺繍の仕事を始めるにあたり、近隣のお得意様とお仕事をするのが一番だと思っているところもあります。
単価は厳しいですが、ネット注文とは違う、直接お客様と話し合いができる仕事です。
今後の展開
そして、近い将来の新たな展開も期待しているところです。
とにかく、前向きに前進していきます。
いい風に書きましたが、仕事を選んでいる場合ではないという現実もあります(>_<)
また、今までの刺繍をしながら、ネーム刺繍もできるのかという不安も大いにあります。
齋藤さん、村上さん、よろしくお願いしますm(_ _)m