おいしいコーヒーを淹れるための9つのステップ
◆おいしいコーヒーの淹れ方講座◆
コーヒーは最高の嗜好品です。
コーヒーには、いろいろな効果・効能があると云われています。
ダイエット効果、アンチエイジング効果、コレステロール値を下げる、生活習慣病や二日酔いを予防、などなど。
どこまで効果や効能があるかは分かりません。ただ、はっきりと云えるのは、
『コーヒーの香りによるリラックス効果』ではないでしょうか。
ペーパーでドリップしたり、コーヒーメーカーやサイフォンを使い、少しだけリッチに飲んだり。
飲み比べれば、コーヒーの味は違うと思いますが、リラックスできるひと時を過ごすのであれば、きっとどれでも変わらないはず。
このブログを読んでるのは、仕事の合間でしょうか、家でゆっくりしている時でしょうか
そんなひと時のために、サイフォンを使ったコーヒーの淹れ方の9つのステップを紹介します。
用意する物
※サイフォン(ろか器込み)・サイフォンスタンド
※布フィルター(ペーパーフィルター)
※計量スプーン
※竹べら(計量スプーンで代用も)
※アルコールランプ
※タイマー(砂時計:2分計)
※コーヒーミル(豆で買ってくる人はこれがないと)
※コーヒーとお湯
■コーヒーの淹れ方:サイフォン編
1:サイフォンを用意する
サイフォンの下ボール(フラスコ)を洗った時は、外側は水分の残らないようにしっかりと拭き取ります。
水滴が残っていると破損の原因になります。注意しましょう。
2:ろか器にフィルターをセット
濾過(ろか)器に布フィルター、またはペーパーフィルターを付けます。
サイフォンの上ボールに入れて、フックは足管の下先に必ず引っかけ固定します。
【ペーパーフィルター】
布フィルターに比べ、細かな繊維質に雑味が濾過され、スッキリとした味わいになるといわれています。
我が家は、現在ではペーパーフィルターを使用しています。
3:フラスコに熱湯を入れ火をつける
1杯分の目安のお湯の量は160ccです。
フラスコに目盛りが付いているので、それを目安に。
アルコールランプに火をつけ、フラスコの真下に移動し加熱します。
【火加減】
アルコールランプの芯を3mm程度にし、程よい火加減に調節します。
強すぎる火は、苦味やえぐみがでるので注意しましょう。
【ワンポイント】
お湯は目安の容量より少しだけ多く入れた方がいいようです。
4:コーヒーを入れる
サイフォン用に挽いたコーヒーの粉を計量スプーンで計り、ろか器の上に杯数分入れます。
コーヒーの粉が入った上ボールを、フラスコに完全に差し込まず斜めにして軽く置き、沸騰を待ちます。
【適したコーヒーの分量】
1杯分の目安は、コーヒーの粉が中挽きで12g程度。コーヒー用メジャースプーンで擦り切り1杯位。
【ワンポイント】
1杯分作るより2杯分から作った方が美味しい気がします。
5:サイフォンをセット
お湯が沸騰したら、上ボールをしっかりと差し込みセットします。
フラスコから上ボールに沸騰したお湯が徐々に移動し、コーヒー粉と混ざり始めます。
6:最初の撹拌
「ゴボゴボ」と音を立てながら、お湯が上がりきったら、2分計の砂時計をセット。時間が分かればなんでもいいです。
竹べら等を使い軽く10回ほど円を描くようにほぐし、お湯とコーヒーの粉が馴染むように撹拌させます。
この時、フィルターに触らないように注意しましょう。
【抽出時間】
コーヒー豆の挽き方により変わってきます。長すぎると濃くなり雑味も出てくるので注意しましょう。
1分と説明している所もありますが、豆の挽き加減が細かいのだと思います。
7:2度目の撹拌
しばらく放置。そして、目安の2分が経つころ、2度目の撹拌をします。
最初の撹拌と同じく静かに素早く10回ほど回します。
8:3度目の撹拌
時間が経てば、素早く火を消します。
コーヒーが徐々にフラスコに降りてきます。このタイミングで3度目の撹拌をし、コーヒーが自然に降りようにうながします。
降りきったら、上ボールを斜めに倒すようにしながら外します。上下どちらの器も熱いので注意しましょう。
9:出来上がり
温めておいたカップに注ぎ出来上がりです。
■コーヒーの淹れ方の違い
コーヒー店のホームページなど、サイフォンを使用するコーヒーを淹れ方は、そこの豆を使った場合の説明と思っています。
それぞれのホームページにより、抽出時間やコーヒー豆の分量が違うことからも、コーヒーの煎り方、挽き方が違うことが伺われます。
自分の口に合うコーヒーを作るには、それらの分量は目安と考えるしかないのかもしれません。
■フィルターの扱い
ろか器にセットされた布フィルターは、コーヒーの粉がなくなるまですべて洗い落とします。
布フィルターが汚れても洗剤で洗ってはいけません。
熱湯で殺菌し、乾燥させないように水に漬けて、涼しい場所で保存します。
次回は、熱湯で洗ってから使います。
また、新しい布フィルターの場合は、一度お湯で洗ってから使ってください。
ペーパーフィルターは使い捨てなので、ろか器から外し捨てます。
■コーヒー豆
コーヒー豆の煎り方はコーヒー店により違います。
コーヒー店により味が違うように、酸味や苦みが好きな人、薄めの味が好みだったりと様々ですね。
コーヒーを淹れる時、コーヒーの粉の分量、お湯の量、沸かす時間など調整し、自分好みの味を探してみましょう。
■コーヒーミル
私が使っているのは手動のコーヒーミルです。最近はあまり使っていないですが。
最初は、コーヒー豆の挽き加減の調整が難しく苦労しましたが、その工程も楽しかったです。
手動のため、コーヒーを飲む人数が増えると挽く分量も増え、一苦労でした。
正月など、親戚一同が集まった時は、手分けしてコーヒーを淹れていました。
でも、コーヒーを沸かす前からコーヒーの香りが部屋中に広がり、長い時間コーヒーを楽しめるひと時になります。
豊かな時間に
私の父は80才を超えますが、サイフォンで毎日コーヒーを淹れています。
そんな日課が、30年以上も続いています。
コーヒー豆を買って淹れるコーヒーは、手軽なペーパードリップから始めた方が多いかもしれませんね。
サイフォンを使って淹れるコーヒーは、手間がかかると思います。
でも、親戚の家や知り合いの家へ行った時、サイフォンを準備し、淹れたてのコーヒーがでてきたらどんな気分でしょうか。
一人の時でも時間を豊かに使いたいと思われたら、コーヒーをサイフォンで淹れたら素敵だと思いませんか?