写真を刺繍用にデータ化し、
ミシン(もしくは手作業)で写真風に刺繍するのがフォト刺しゅうです。
光沢のある刺繍糸を使用しているため、見る角度により様々な表情を魅せます。
また、糸を使用するのでぬくもりも生まれます。
光の当て方によってもイメージが変わって見える3Dのインテリアです。
フォト刺しゅうは最近の新しい技術です。
フォト刺しゅうの作業手順
写真 ⇒ データ化 ⇒ ミシン刺繍 ⇒ フォト刺しゅう
と、フォト刺しゅうができるまで、いろいろな作業行程と時間が費やされています。
フォト刺しゅうが出来るまで
【1】 写真
まず、重要なのが、『写真(データ)』です。
デジカメデータ、携帯カメラ、プリント写真、どれでもOKです。
でも、画質がきれいな写真でないと、フォト刺しゅうもきれいに仕上がりません。
でもでも、実際そんなにきれいな写真がないのも現実問題としてあります。
そのため、写真を、『補正』、『加工』することから始まります。
それは正に、写真屋さん、印刷屋さんの技術です。
※残念な写真例です 【対象物の写真が小さい】 【暗い・影がキツイ】 【ピンボケ・手ブレ】
【2】 データ化
補正、加工された写真を『データ化』、つまりデジタル化します。
データ化というのは、フォト刺しゅうデータ作成ソフトウェアによって、写真をミシン刺繍用にフォト刺しゅうデータにします。
フォト刺しゅうソフトなので、誰にでも作ることはできます。
ただ、お仕事にするとなるとそう単純なことではありません。
技術と経験とノウハウが不可欠です。どんなお仕事でもそうですよね。フォト刺しゅうもそうなのです。
そして、フォト刺しゅうの技術の半分以上がこのデータ化に凝縮、集約されます。
【3】 ミシン刺繍
いよいよ『ミシン刺繍』作業です。
ここの作業はアナログです。ハイテクミシンがやってくれますので、そんなに難しい技術は必要ありません。
それでも全て自動ではやってくれませんので、ミシンに付きっきりです。
フォト刺しゅうを作るのに、約50色の刺繍糸を使うので、糸交換も約50回必要ということです。
さらに、フォト刺しゅう1点が出来上がるまでに、業務用ミシンで何時間もかかります!
【4】 完成
フォト刺しゅう出来上がり! と、そう簡単にはいきません。
順調に作業が進んでも、残念ながら1度で上手くいくことは少ないです。
『写真』は最低でも256色で表現されています。
それを、最高でも50色までの刺繍糸だけで表現します。
微妙な色加減というのは刺繍してみないと分からない、ということがあります。
糸の色変更や微妙な修正が必要な場合は、【1】からやり直しです。
その繰り返しで、1点が出来上がるまでに1カ月かかることもあります。
だからといって、他の作品より優れているとか、大変だとかという意味ではありません(>_<)
ただ、ミシン刺繍だからといってチョチョイと出来るモノではない、ということを知って欲しかったのです。
フォト刺しゅうは、まだまだ世間には知られていないカテゴリーです。仕事とされているところも、日本中で10件ないかもしれません。
フォト刺しゅうは、刺繍糸で表現する刺繍アートです。刺繍の絵画として、新たなインテリアとしていかがでしょうか。
■フォト刺繍のコンセプトと説明
『color-stitch』のフォト刺繍は、写真とは別の新たなインテリアのご提案です。
写真と同じ色、状態を刺繍するというより、絵画の意味合いが含まれています。
50色以内の限られた糸色数で表現するために、微妙な色(特に肌色など)の対応には限度があります。
ですが、写真を刺繍するコンセプトは、部屋に飾るアートです。
写真と違い、光の量・光の当て方、見る角度により、フォト刺繍は表現を変えます。
その変化をお楽しみ頂けます。
刺繍の構図は、主にバストアップサイズです。
顔の刺繍面積が大きいほど、表情を細かくキレイに再現できるからです。
「写真」と「刺繍」の性質とコンセプトの違いをご理解頂き、また、その違いをお楽しみください。
プレゼントにも最適なインテリアです。
■札幌の刺繍店:グッズとワッペン
■人と被らない新しいサプライズプレゼントはフォト刺繍
■フォト刺繍という糸で紡ぐ刺繍アート
【color-stitch】
フォト刺繍:F4
フォト刺繍:F2
フォト刺繍:N12